Stay active, Stay healthy -アクティブに、健康に

コロナの「健康二次被害」を防ごう

感染症対策とともに、健康にも目を向けて
この先の未来においても、幸せな日常生活(外出・旅行・健康活動・消費・人とのつながりなど)を楽しんでほしい―
それが、私たち「健康二次被害防止コンソーシアム」の願いです

健康二次被害防止コンソーシアムの活動は、3月末日をもって終了いたしました。

健康二次被害防止コンソーシアム
啓発活動にご協力いただいた皆さまへ

健康二次被害防止コンソーシアムは、当初の予想を超えて多くの方々にご賛同いただき、119の自治体・263の企業団体・367名の個人の方々に、ご一緒に啓発活動にお取り組みいただきました。コロナ禍で引き起こされる健康二次被害や対策を伝える啓発リーフレットは、2,858万枚(紙で1,254万枚、メールで1,604万枚)が配布され、テレビや雑誌、自治体の広報誌、企業の社内報、HPやSNSでの情報発信など、様々な場面で工夫をこらした発信をしていただきました。なかでも、自治体の皆さまに、新型コロナウイルスのワクチン接種会場において、待ち時間に啓発リーフレットを読むよう働きかけていただいたことは、健康無関心層と呼ばれる人々に情報を届け、先々のフレイル予防にもつながる非常に有意義な取り組みだったと感謝しています。
これほどの規模の活動ができたことは、評価できる成果ではないでしょうか。
ご尽力いただいた皆さまに、深く感謝申し上げます。

23年3月、新型コロナウイルスとの付き合い方は、「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」に移行しつつあります。「健康二次被害」というキーワードでの活動は、ここでいったん幕引きとすることといたしました。
しかしながら、健康に関する課題は終わったわけではありません。むしろ今後はますます多様化していくことでしょう。今回、ご一緒に活動した皆さまとのつながりは、国民の健康課題に取り組む同志として大切にし、次のテーマで柱が立った折には、ぜひまた再会したいと考えています。その際には、どうぞよろしくお願いいたします。
誠にありがとうございました。

健康二次被害防止コンソーシアム 代表発起人

久野譜也

健康二次被害防止を啓発するツール(PDF・無料)は、
引き続きこちらからメールにて提供いたします。

健康二次被害防止コンソーシアム事務局
お問合せ
TEL:03-6822-8927
E-mail:info@kenko-nijihigai.jp

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NEWS/活動報告

コロナ禍で急増!
新型コロナウイルスが引き起こす「健康二次被害」とは?

外出を控え、運動不足になったり、人との関わりが減ると、思わぬところで体や心の衰えが進みます。それを「健康二次被害」と言います。
さまざまな「健康二次被害」があります。

  • 免疫力の低下

    免疫力の低下
  • 肥満や生活習慣病の悪化

    肥満や生活習慣病の悪化
  • ストレスによるこころの病

    ストレスによるこころの病

病気の重症化、うつへ

とくに高齢の方は注意!

  • 筋力低下による転倒・骨折

    筋力低下による転倒・骨折
  • 認知機能の低下

    認知機能の低下

要介護・寝たきりへ

Stay active,Stay healthy
 ーアクティブに、健康に

感染予防とともに健康にも目を向けて!
「健康二次被害」を防ぎましょう

久野 譜也

代表発起人
筑波大学大学院教授・医学博士
久野 譜也

運動量や人とのかかわりが減ると、免疫機能が活性化できずに、免疫力が下がり、コロナにかかりやすく、また重症化しやすくなります。
それだけではなく、別の病気を引き起こしたり、将来の寝たきりリスクを高めることにもつながるのです。
コロナを予防するためにも、健康二次被害を減らすためにも、適切な感染症対策をしたうえで、運動をするようにしましょう。

久野 譜也

発起人
北京オリンピック銀メダリスト(陸上4×100mリレー)
朝原宣治

家に閉じこもっているとどうしても、運動不足や食べすぎになりやすく、心と身体の健康を脅かす状況になっている可能性があります。ぜひ皆さんには、一歩外に出て身体を動かし、自然を感じて明るい気持ちや健康を保っていただきたいと思います。ご一緒に、コロナの健康二次被害を防ぐ活動を行いましょう。
動画はこちら

安藤梢

発起人
2011サッカー女子ワールドカップ優勝(なでしこジャパン)
安藤梢

過度な自粛は、免疫力を低下させ、様々な病気を引き起こすことにつながります。私たちアスリートは、普段から免疫力を下げないよう非常に気を付けて生活をしています。免疫力は、適度な運動、しっかりとした食事、そしてしっかりとした睡眠の3点セットによって高められます。ぜひみなさんにも、その3つで免疫力を高め、健康二次被害に負けない身体づくりをしていただきたいと思います。
動画はこちら

健康二次被害を防ぐための基本の対策

マスク、手洗い、3密回避。
基本の感染予防を徹底しながら、免疫力を高め、健康二次被害を防ぎましょう

  • 1.適度な運動(有酸素運動と筋トレ)をする

    外出を控えると、日常の運動量が大きく減ります。
    運動は、免疫力を高めるのはもちろん、心身の健康を維持するのに欠かせません。
    激しすぎない適度な運動(有酸素運動と筋トレの両方)を習慣にしましょう。

    ●運動は感染・重症化のリスクが低いことがわかっています

    • ①適度な運動は免疫力を高める
    • ②運動している人は感染・重症化しづらい

      運動習慣のある人は

      • 感染する危険が少なくなる
      • 万が一、感染しても死亡する危険が少なくなる

        ※運動習慣者は、市中感染リスクが31%低減され、感染症による死亡(おもに肺炎)のリスクが37%減少

        (Chastin et al. Lancet 2020)

    図

    ●有酸素運動と筋トレの両方を行いましょう

    有酸素運動 1日の平均歩数8,000歩以上(高齢の方は7,000歩以上)を目標に
    ※歩数が少ない日があっても1週間で平均して8000歩/日ならOK
    筋トレ 太ももの筋肉をきたえるスクワットなど、10回3セット・週3回を目安に

    自分に合った正しい運動を教えてもらえる、インストラクターのいる運動施設を活用するのもおすすめです。

  • 2.正しい食事をする

    外出を控えると、カロリー消費が減り、太りやすくなります。
    肥満は、さまざまな生活習慣病を引き起こす原因です。
    また、乱れた食生活は、免疫力の低下も招きます。
    1日3食、バランスの良い食事をこころがけましょう。
    筋力を落とさないために、たんぱく質摂取も大切です。

  • 3.質の高い睡眠をとる

    睡眠不足は、免疫力を一気に落とします。
    寝つきを良くし、ぐっすり眠るようにするには、日中の過ごし方がカギです。 日中に、日光にあたり、適度に運動をすると、よく眠れるようになります。
    寝る2時間前からは、何も食べないようにしましょう。

  • 4.人とのかかわりを持つ

    私たち人間は、人との関わりが少なくなると、気づかぬ間に、ストレスや不安が大きくなります。
    ストレスや不安があると、免疫力が下がり、睡眠も妨げます。 また、人との交流や会話が減ると、認知機能の低下にもつながります。
    感染予防対策をとったうえで、できる限り、外に出たり、人と直に会って会話することが大切です。

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